1.はじめに
株式会社CONVERが運営しているCONVER GOLF Lab.は、10月9日に最先端テクノロジーを搭載したのゴルフスイング解析アプリ『CONVER swing capture『Csc』ver.2.0.0』のサービスを一般向けに開始致します。
『Csc』とは、身体にセンサーなどを装着する事なくAIが関節画像に変換して、身体の関節位置や動きをリアルに表現したmotion captureです。また、過去に撮影した動画を取り込んで変換する事もできますので、スイングの変遷がわかります。
『Csc』の完成によって、人の身体をⅠ型タイプとⅡ型タイプに分類する事ができました。まず、Ⅰ型タイプとは直立姿勢で“肩が前に出ない”タイプです。(写真1、図1)次に、Ⅱ型タイプとは直立姿勢で“肩が前に出る”タイプです。(写真2、図2)このタイプの分類は目視では絶対にできませんでしたが、『Csc』は可能にしました。また、Ⅰ型タイプとⅡ型タイプでは身体の動き方が違う事もわかりましたので、スイング中の“力み”を可視化し、Ⅰ型タイプにはⅠ型タイプのレッスンをⅡ型タイプにはⅡ型タイプのレッスンを提供します。
2.Ⅰ型とⅡ型の直立姿勢の違い
写真1と写真2を比較しても身体の特徴の違いはわかりませんが、『Csc』画像であれば違いは明確です。図1に示したⅠ型の直立姿勢は、右肩と第7頸椎、左肩が結合していますので胴体の3本線の間隔は非常に狭いです。
しかし、図2に示したⅡ型の直立姿勢は、右肩と第7頸椎、左肩が結合していない為、胴体の3本線の間隔は広くなります。この様に目視では絶対にわからない身体の特徴を『Csc』はⅠ型タイプ、Ⅱ型タイプに分類しました。
3.力みの解析
ゴルフスイングにおいて“力み”はミスショットの根原です。“力む”事によって腕が本来上がるべき位置に上がらなかったり、クラブがプレーンから外れてダウンスイングに入ったりします。但し、“力み”を可視化したり定量化したりする事は不可能でした。しかし、『Csc』はアドレスの“力み”の有無によるトップの違い(図3、図4)などを可視化し“力む”原因を解明しました。
アドレスで“力み”があるとトップで腕が本来上がるべき位置に上がりません。
図3に示したアドレスで“力み”がないと右腰は、右肘から垂直に下ろした線上に位置していますので、トップのグリップ位置は高く身体に入っていると言えます。また、クラブはオンプレーンに上がっている為、シャフト中央の点とクラブヘッドの点が重なり1点になります。
しかし、図4に示したアドレスで“力み”があると右腰は、右肘から垂直に下ろした線から離れていますので、トップのグリップ位置は低く身体から外れていると言えます。また、クラブはクロスしてプレーンを外れる為、シャフト中央の点とクラブヘッドの点が重ならず2点になります。
4.まとめ
ゴルフの大敵は“力み”と言っても過言ではありません。しかし、僅かな“力み”を画像から可視化する事は非常に難しく、本人自身が“力み”を感じていない事もあると思います。
CONVER GOLF Lab.では、“力む”部位を変えてスイングの『Csc』解析と弾道の測定を続けてきました。その結果から、“力み”と関節位置の相関関係を確立できました。現在は、個人々の身体の特徴から最適なスイングをAIが選定し、カスタマイズなレッスンを受けられる学習を行っています。
CONVER GOLF Lab.の紹介やレッスン動画はYouTube、Facebook、Twitter、Instagramに掲載していますが、今後は『Csc』の解説動画を積極的に発信していきます。また、第1弾としてⅠ型タイプを解説した書籍『アドレス美人』を『Csc』のサービスと同時に発刊致します。
以上
HPのURLは以下の通りです。
http://www.conver.co.jp
『Csc』アプリの解説動画は以下の通りです。