月刊ゴルフ通信8月号をお届けします。
8月度のウッド用シャフトは、新製品投入が相次ぎUSTマミヤの「THE ATTAS」が首位へ浮上、同じく投入された藤倉ゴム工業の「スピーダーエボリューション5」が2位となりました。両シャフトの人気帯はより顕著に「軽硬」傾向になってきており、上位は「40グラム台のS/X」「50グラム台のSR/S/X」が大多数を占めています。
FWとUT用のシャフトは「Evolution 2 & 3」を筆頭にドライバーの流れを反映して「50グラム台のS/X」「60グラム台のS」が堅調です。
アイアン用シャフトは変わらず「NSプロ850・950」「MODUS105」が好調でフレックスは「R」が過半数以上を占めます。シャフトの製造技術の向上により「若い人は硬くて重いシャフト」の図式が崩れて自分の「体力・目標」に合わせたシャフト選びが浸透してきているように感じます。
高齢ゴルファーは50~60歳代で購入したアイアンを「終のクラブ」として使う方が多く、ドライバーよりもアイアンのほうが飛距離低下の改善を期待できるため練習場やレッスン会、工房等で「重量帯→中量帯→軽量帯(カーボン)」へのリシャフト提案が広がる可能性があるように感じられます。
グリップは定番の「黒」がどのメーカーでも安定した売れ行きを示しています。耐久性・抗菌性・粘着性・軽量と特徴を出している商品に交換需要が集まっている様子。キャンペーン、サンプルなどでまずは手に「握ってもらう」事が一番の販促かもしれません。