渡辺製作所イーデルゴルフ事業部はこの度、『イーデルゴルフ SLS-01シングルレングス アイアン』を発売いたします。キャッチフレーズは「シングルレスアイアンはゴルフをシンプルにする」――。
クラブが進化しても、多くのクラブメーカーは、ロングアイアンがミスを誘発する原因を解明できていません。イーデルゴルフは永年研究を重ね、これらのミスショットを軽減させるアイアンセットを完成させました。
それが同じ長さのアイアンセット『SLS-01シングルレングス アイアン』です。長さを統一すると、アドレスが常に一定になるメリットがあり、スイングがシンプルになります。よって、距離感や方向性の精度が高まる仕組みです。
渡辺製作所イーデルゴルフ事業部では、フィッティングキット一式(30万円)を全国28ヶ所の専門店・工房へ設置。シャワー効果を図りながら、取扱店へパーツ供給を行っていく方針です。
また、ヘッドだけでも数千通りの組み合わせに及ぶため、工房向けのフィッティングマニュアルを用意しています。
【Q&A集】
-シングルレングスの最大のメリットは?
「どの番手でも同じボール位置、同じアドレスが出来るので、番手ごとに悩む必要がありません。また、インパクト時のハンドアップ(手の浮き)も同じ現象になるため、全番手でライ角を変更する必要がありません」
-同じ長さで番手別の飛距離差は生まれる?
「一般的なアイアンセットは同じ重量の同フレックスのシャフトが装着されていますが、シングルレングスでは、ロング・ミドル・ショートアイアンとシャフト挙動を3タイプに分け、専用設計のカーボンシャフト(PADERSON KINETIX)を用意。ロングアイアンはしなり幅の大きい高弾道、ショートアイアンはしなり幅が少ない中弾道の設計です。
例えばロングアイアンだけ球が上がりづらかったり、キャリーが出ないという方には、重さや硬度を変えて調整していきます。85g、95g、110gの重量帯、硬さはそれぞれR、S、Xを用意」
-ヘッド特徴は?
「番手別中空構造を採用。構造はロングアイアンの中空部分は広く、番手が短くなるに従い狭くすることで打感の統一を図っています。また、バックフェースへ2~16gまで計8種類のウエイトが装着可能となっており、ヘッド重量の調整も容易。さらにロングアイアンは重心距離を長く、ショートアイアンは短くするという番手別ポジションにより、最適な重心位置となっている。
全番手同重量で重くしたり、軽くすることもできる。ロングアイアンは軽く、ショートアイアンは重くするといった調整もシンングルレスならでは」
-ライ角、クラブ長などの調整幅は?
「ロフト角=±2°、ライ角=58°~70°、ヘッド重量=264~278g(2g刻み)、クラブ長=36~38インチまで0・5インチ刻みで対応。なお、試打クラブは37と37・5インチを基準としています」